雑記|ダンガンロンパ1を再視聴して、自分流tier表を作ってみた
ダンガンロンパ 1 を再プレイし、tier 表メーカーのテンプレートでキャラクターを主観的にランク分けしました。各キャラの描写や魅力を考察。自分だけのダンガンロンパ tier 表を作成してみませんか。
Anime Fan 7 min read
何周目になっても思うのですが、1作目のキャラクター描写は本当に凄いです。完璧な善人もいなければ、ただ悪いだけの悪役もほとんど登場しません。閉ざされた学園の中の殺し合いゲームという極限状況のもと、それぞれの弱さ、執着、成長がありのままに曝け出されていきます。
見終わったあと、自分の感覚だけでキャラクターを並べてみたい気持ちが湧いてきました。 ネットに転がっている人気ランキングや戦闘力ランキングをそのまま真似するのではなく、物語上の役割・キャラクターアーク・感情的なインパクト・個人的な魅力を軸に、ファンとして素直なtier表を作成しようと思い立ちました。
今回利用したのが、tier表メーカーのダンガンロンパ専用テンプレートです。 ゼロから画像を用意したり素材を集めたりする手間がなく、初代の登場キャラがあらかじめセットされているので、ドラッグ操作だけで自由に並び替えられます。 ブラウザ上で一時的に編集する仕様なので、ページをリロードしても作業内容が保持される点も地味にありがたいです。あくまでブラウザ保存のため、完成したら画像として出力して手元に残しておくことを推奨します。
※あくまで私個人の主観による評価です。公式の見解や一般的な人気順とは一切関係ありません。
今回のtier分けの基準
ネット上のtier表は戦闘力重視だったり、単なる推し順だったりするものが多いですが、今回は外部の評判をなるべく排して、下記4点を重視しました。
- ストーリーへの貢献度:本編、学級裁判を動かす上でどれだけ重要な役割を担っているか
- キャラクターの完成度:成長・反転など設定がきちんと肉付けされているか、平板な記号的キャラになっていないか
- 感情的な訴求力:共感できる、記憶に強く残る場面があるか
- キャラクターとしての魅力:性格・台詞・名場面から感じる総合的な存在感
簡単に言うと「強さや人気ではなく、物語の中でどれだけ生きているように感じられるか」を軸にしています。
Sランク|作品の根幹を支える魂のようなキャラ
選出:霧切響子、モノクマ、江ノ島盾子
この3人は、どれ一人欠けてもダンガンロンパ1の物語そのものが崩れてしまう、別格の存在だと考えています。
霧切響子 超高校級の探偵。冷静で物腰が冷ややかで感情をあまり表に出さない一方、真相を追う責任感は人一倍強いです。学級裁判が行き詰まるたび、常識の枠を飛び越えた観察と推理で事件の突破口を開いてくれます。 クールな表面からは想像しにくい優しさと覚悟を内に秘めており、絶望に包まれた学園の中で、揺るがない軸となってくれるキャラクターです。
モノクマ 殺し合い学園を仕切る黒白のクマのマスコット。ふざけた口調で残酷なルールを宣告し、動機の提示や処刑を執行し、生徒たちの心を巧みに揺さぶり続けます。 コミカルな見た目と裏腹の非道さが、物語全体の緊張感と不条理さを生み出していて、単なる悪役以上のインパクトを持っています。
江ノ島盾子 表向きは超高校級のギャルモデル。しかし本編のすべての悲劇の黒幕であり、「絶望」という思想そのものを体現する存在です。 人々の希望を打ち砕くことに執着し、周囲を実験のように扱う狂気。希望対絶望という作品の中心テーマを背負った、圧倒的な存在感を放つ最終ボスです。
Aランク|描写が豊かで、光る見せ場や成長が描かれたキャラ
選出:苗木誠、大神さくら、十神白夜、不二咲千尋、セレスティア・ルーデンベルク
Sランクほどストーリーの中心にはいないものの、しっかりした人物ドラマが用意され、物語に深みを与えてくれるキャラたちです。
苗木誠 超高校級の幸運。よく「普通すぎる」と言われますが、この普通さこそが最大の武器です。特別な才能を持たない一般人だからこそ、疑心暗鬼になる状況でも他人を信じようとする姿勢を貫きます。 彼の持つ「希望」は生まれ持った才能ではなく、絶望の中でも善意を選び続ける凡人の勇気そのもので、この作品の核心とも言えます。
大神さくら 超高校級の格闘家。無敵の戦闘力を持ちながら、力を振りかざすことをせず、礼節と誇りを重んじます。周囲から誤解されても耐え続け、最期の自己犠牲は本編でも特に胸を打つ名場面です。 本当の強さとは暴力ではなく、自制と他者への思いやりだと教えてくれるキャラです。
十神白夜 超高校級の御曹司。最初は傲慢なエリート意識に満ち、周囲を見下す態度が目立ちます。しかし生死をかけた事件を経験するたび、少しずつ傲慢さを脱ぎ捨て、仲間と協力することを学んでいく成長過程がとてもリアルです。
不二咲千尋 超高校級のプログラマー。繊細で自信が持てない性格ですが、内面には成長したいという強い気持ちを秘めています。アルターエゴを生み出し、誰も見ていない場所で仲間たちを支え続けました。 勇気とは何も恐れないことではなく、怖くても前に進もうとする心だと実感させられます。
セレスティア・ルーデンベルク 超高校級のギャンブラー。巧みな心理戦とブラフで相手を支配する才覚を持ち、ゴシックな美しい姿は自ら作り上げた仮面です。ヨーロッパの城を持ちたいという夢の裏にある欲望が、悲劇へと繋がっていきます。 魅力的だけれど同情できる部分もあり、単純に好き嫌いで割り切れない複雑な人物像が魅力です。
Bランク|個性は強いが、掘り下げにやや限界のあるキャラ
選出:朝日奈葵、舞園さやか、石丸清多夏、大和田紋土、葉隠康比呂
はっきりとした性格と見せ場が用意され、群像劇を賑やかしてくれています。一方、キャラクターの内面や成長に関する描写が少なめで、深みにはやや欠ける印象です。
朝日奈葵 超高校級のスイマー。友情を何より大事にする明るいムードメーカーで、閉鎖的な学園に温かみをもたらしてくれます。感情表現がストレートな反面、状況に流され衝動的な行動を取ってしまう場面も多く、キャラクターの幅はそこまで広くありません。
舞園さやか 超高校級のアイドル。物語の最初の大きなきっかけを作る重要人物です。人の心を読む洞察力とカリスマを持ちますが、生き残りへの恐怖が、長年培ってきたイメージを崩してしまいます。 退場が非常に早く、もっと掘り下げて見たかったという惜しさが残ります。
石丸の生真面目さ、大和田の義理堅さ、葉隠のコミカルながら時折役立つ直感。欠点や愚かさも含めて、彼らの存在が登場人物たちの世界をより現実的に感じさせています。
Cランク|登場時間が短く、役割重視の傾向が強いキャラ
選出:腐川冬子、山田一二三、戦刃むくろ、桑田怜恩
決して悪いキャラクターではないのですが、設定だけで終わってしまった部分が多く、ストーリー上の機能的な役割が目立ちます。
腐川冬子 超高校級の文学少女。ジェノサイダー翔というもう一つの人格を持つという魅力的な設定があるにもかかわらず、どちらかというと事件を引き起こす道具的な扱いになりがちで、心の葛藤の描写が浅いと感じました。
山田一二三 超高校級の同人作家。2Dキャラクターへの強い愛情を持つユニークなキャラですが、行動の動機が単調で、「変わり者」というラベルからなかなか抜け出せません。
戦刃むくろ 超高校級の軍人。フェンリル傭兵団出身の高い戦闘能力を持ち、学園の外の絶勢力との繋がりを担う重要な立ち位置にいるはずなのですが、正体が明かされる機会が少なく、十分に活躍することなく物語から退場してしまったのが残念です。
桑田怜恩 超高校級の野球選手。第一章の事件の犯人として登場するものの、出番自体が極端に少なく、キャラクターの掘り下げはほとんど行われません。
tier表を作り終えて思ったこと
tier表というと「上下をつけて優劣を競う」イメージが強いかもしれません。ですが今回tier表メーカーで全キャラを並べてみて、一番強く感じたのは1作目の群像劇の完成度の高さです。
閉じ込められた高校生たちは恐怖と猜疑心、利己的な欲求、それでも残る善意の間で揺れ動きます。希望を守ろうとする人、絶望に飲まれる人、仲間のために命を捧げる人、生きるために罪を犯す人。 誰の選択にも理由があり、誰の崩壊にも背景があります。
tier表に正解など存在しません。戦闘力で並べても、推しの愛着順に並べても全部アリです。同じ作品が好きな人同士でtier表を見せ合って議論するのも楽しいです。
自分の記憶と感覚を頼りにキャラを並べる作業は、実質的にもう一度本編を振り返るような体験になりました。ダンガンロンパが好きな方は、よければ自分だけのtier表を作ってみるのもおすすめです